t-kaz’s blog

ボーボー日記

雨の日の思い出

*雨の日の思い出

小さい頃も梅雨どきは良く雨が降った。降ると近所の道は
その頃は舗装なんかしてないところばかりなのでひどく雨が
続くと車が滑って立ち往生することになる。そんな時はみかねて
手伝いに行く、それはいいが車輪からの飛沫を全身に浴びて大変
なことになる。よくあったなぁそんなこと。

そんなある日の朝方4時ごろ玄関の戸を叩く音で両親は飛び起き
何事かと恐る恐る玄関に出た。玄関先には雨で濡れた雨合羽を来
た大男が立っていたそうだ。用心しながら話をきくと何でも牛蛙
を捕獲していて帰宅する段になったら車が滑ってなかなか抜け
出せないので手伝って欲しいとのこと。

最初に近くの家に行ったがうちは体が不自由なのであの家に(うち
の家)に行けば親切なオジサンがいるので助けてくれるはずと
言われてきましたとのこと。そう言われてしかたなくうちの親父は
出かけていき何とか助け出し、悲惨な状態になって帰ってきたらしい。
というのもこちらはずっと寝ていて気が付かなかったのだ。

あとで聞いた話だが、車がぬかるみから抜け出した時に大男は
お礼に捕獲した牛蛙を持って行ってくれと言ったらしい。
もちろん断ったよと言ってました。今ネットで牛蛙を検索すると
その調理法などが出てきますが当時(今から50年程前)はそれを
家庭で食べるいうことは考えもしなかったなぁ。
今は牛蛙のいたクリークも土の小道も無くなってしまっただろうなぁ。
それにしてもあの頃は夜になると牛蛙の鳴き声が煩かったなぁ。

捕獲する人が確かにいた。複数人いたように思うが
捕獲した牛蛙はその後どのようになったのだろうか?
販売用?家庭用?どうしたのかなぁ?ほんと謎だ。