t-kaz’s blog

ボーボー日記

古本屋のおやじ

1970年代にはブックオフのような古本屋はなく
個人経営の古本屋だけだった。神田だけでなくどこの
街にも1軒位そのての古本屋があったもんです。
昔から古本好きで一番行ったのはおそらく桜木町だと
思う。今はすっかり変わってしまった駅前だが
東急桜木町駅から直結の駅ビルの最上階にあった
新刊の本屋は品揃えもよく好きだった。ここで植草甚一の本を
よく買った。その当時は高い本も惜しげもなくよく買った
もんだと今は思う。で、この近くに古本屋が4,5軒あった。
川を渡ってすぐのところに大きい店があった。ここでも
山田風太郎の本を数多く買った記憶がある。
ちょっと前に行ってみたらこの店だけぽつんと残っていた。
それも10年以上前だから今はもうないだろうなぁ。
このときに買った本は一度田舎に全部送って保管していたけど
今は全部手元にない。田舎の家も更地になってしまったからなぁ。
新版を少しずつまた買っているけどもうコンプリートできないな。
憧れの職業である古本屋のおやじだがネット上で古本屋はやれる。
2,3年やってみて2万円位の売り上げがあった。今は停止している。
いろいろと面倒なことがあるがセドリが実感できて、もっと早く
やればよかったと思ったもんです。ちょっと遅すぎました。それに
アマゾンの寺銭が高すぎると感じました。ほんとうに稼げるものが
なければもう少し真面目にやっただろうけど心に余裕がないとできないなぁ。
今は本をできるだけ減らすことに頭が痛い。大した本ではないけれど
いつか読むと思って買っておいた本を処分しなければならないのは
難しいなぁ。