数学白痴

実はずーっと言えなかったことがある。中学１年から数学がまったく
わからなくなっていた。自慢じゃないがこれ以外は人並みかそれより
やや上程度である。数学だけが１００点満点中１０点、２０点という
信じられない点数だった。このため平均点がガクッと下がりほぼ平均
それ以下になる。それでよく工業高校が行けた、卒業できたと思うが
数学以外はなんとかなるんですよ。高校のころこれは意外と誰にもわ
からなかったのではないかな。ただ口だけは立派だが成績はよくない
んだと内心思っている級友はいたようだ。中学３年ではその事を知る
仲間内では爆笑されていた。このことで普通高校進学は諦めた。

これは早くやり直せばよかったのだがやらずにずーっと来てしまった
のが最大の原因だ。このことを家人に話したら誰か教えてくれる人が
近くにいなかったのかと言われた。でもやり直しをしなかった自分が
悪い。
その後コンピューターを職業として選んだことも不思議がられるが
事務系コボルプログラマーおよびＳＥは問題なく（ばれずに）行ける
ものなのです。ＳＥを卒業後に設備管理の仕事をしているがこちらの
仕事のほうがあってると思う。自分は事務系が向いてると信じ、法律
を学んだのはいったいなんだったんだろうと今は思う。青春時代は無駄
なことばかりやるもんなんだな。これはこれで今は納得できる。
設備管理の仕事を得るため職安に行ったのだが、そこの担当者が経歴を
見て「ブレブレじゃないの〜」と言った言葉が忘れられない。