t-kaz’s blog

ボーボー日記

最後のサイクリング

*最後のサイクリング

自転車といえば高校3年の時に級友と二人で自転車で関門トンネルを渡った。といっても自転車は引いて歩いて渡ったんだけどね。この時はまだ関門橋は完成してませんでした。翌年開通してます。関門トンネルを渡るのは妙に興奮したなぁ。渡った先の下関の立派なホテルの高台の庭にテント(貧弱なビニールテント)を張らせてくれと強引に頼み込み幸運なことにOKとなりそこで1泊しました。今思うとよく許しがでたもんだと思います。

この時の級友とはこの日泊まった翌朝に別れることになる。もともとわがままな奴だったけど話が面白いので付き合っていたけどこの時に堪忍袋の緒が切れたのである。つくづく自分は器が小さいなと思い知る瞬間でもあります。この時絶交宣言してから二度とその級友とは付き合うことはなかった。それにしても翌日にもう一緒は嫌だから君にこのテントを渡すから君は日本海側、自分は太平洋側を行こうじゃないかと提案、いや宣言してさっさと別れたのである。もうこちらは決心してるのでサバサバした気分でした。今思うとこれはちょっと酷い話だと思う。なんと小さな堪忍袋だ。

それから自分は柳井まで行き、親戚の家で一週間ほど過ごしてそこからフェリーに乗り
大分から佐賀へと戻った。途中の耶馬渓はさすがに車に乗せてもらったけどね。

夏休みが終わりその級友にテントを返してもらいその後どうしたかちょっと話してから
その後その級友と話すことはなかった。意外だったことは級友が特に怒っているそぶり
もなかったことである。

後年、小田急線の朝の混雑の中で偶然その級友の前に立つことになるのだが、こちらは
すぐに分かっりその場からはなれたので級友はおそらく気が付かなかっただろうと思う。残念なことにこれを確認する機会もなさそうである。